韓日両言語の否定極性表現「전혀」と 「全然」の文法化

Grammaticaliztion of the NPI Cenhye and Zenzen in Korean and Japanese

초록

本稿は韓日両言語のNPI「전혀」と「全然」の文法化の様相を明らかにすることを目的とする。先行研究においてこれら二つの表現を対象とした対照研究が少なくないが、これらの表現の相違点、特に現代語において見られる統語的相違点について問題点を提起した研究は存在しない。本稿はこのような問題点に基づき、「전혀」と「全然」の文法化の様相を明らかにしている。これらの表現の文法化の類似点としては、(i) Stage 1-Stage 3 のNPIへの文法化プロセスがかなり類似している点、(ii)Stage 3において肯定述語と呼応する場合、否定が含意されなければらならない点が挙げられる。一方、これらの表現の文法化の相違点としては、(i)Stage 3において「전혀」は「全然」とは異なり、あまり文法化が進んでいない点である。このような理由により、上記で指摘した現代語において見られる統語的相違点が見られるようになったのである。 (ii)文献上、「전혀」が「全然」より4世紀以上早く出現したのにもかかわらず、Stage 2およびStage 3への移行時期がかなり遅いという点である。(iii)韓国語の「전혀」は日本語と異なり異形態が多数存在したが、特に「전연」は何らかの理由により20世紀初頭に初めて出現してStage 2に移行される時期まで「전혀」と非常に類似した文法化の様相が見られた点である。今後は上述した「전혀」と「全然」の文法化の類似点と相違点が見られる理由が文法化理論でどのように説明できるかについて論じる。

키워드

negative polarity itemgrammaticalizationnegative predicateaffirmative predicatevariant forms否定極性表現、文法化、否定述語、肯定述語、異形態
제목
韓日両言語の否定極性表現「전혀」と 「全然」の文法化
제목 (타언어)
Grammaticaliztion of the NPI Cenhye and Zenzen in Korean and Japanese
저자
박강훈
DOI
10.18704/kjjll.2022.09.94.79
발행일
2022-09
유형
Y
저널명
日本語文學
1
94
페이지
79 ~ 100